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記事掲載のお知らせ(『週刊高齢者住宅新聞』第668号)

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記事掲載のお知らせ(『週刊高齢者住宅新聞』第668号)

2022年4月20日発行の『週刊高齢者住宅新聞』第668号(高齢者住宅新聞社発行)におきまして、医療法人社団悠翔会理事長・診療部長の佐々木淳の連載記事【在宅医からみた10年後、20年後のニッポン】「ウィズコロナ時代へ進化を」が掲載されました。

 

フレイル・要介護の高齢者は、文字通り脆弱な存在です。大きなストレスがかかると死亡のリスクも高く、治療のための入院そのものが生きる力を奪ってしまうことも少なくありません。入院による認知機能・身体機能の低下は、「入院関連機能障害」として、いま広く知られています。急性増悪時には、入院に伴う不利益も考慮し、想定される経過のイメージを共有したうえで、本人や家族の人生における優先順位、在宅や施設でのケア力などを総合的に勘案し、もっとも納得度の高い治療方針を選択する・選択できることが重要です。

 

しかし、コロナ対応においては、「法定感染症」という規定と行政による強制力、新型コロナに対する偏見と無理解、在宅医療・介護の現場の対応力の欠除、そして要介護高齢者が入院すると何が起こるのかという想像力の欠如が、納得のできる選択を阻んできました。

 

もはや新型コロナは道の感染症ではありません。高齢者に必要なのは、感染症専門診療ではなく、高齢者総合診療です。そろそろ「高齢者は原則入院」は終わりにすべきと考えます。

 

ぜひお読みください。
https://www.koureisha-jutaku.com/

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