JUN's letter 〈JUN's let... 医療における最大のステークホルダーは誰でしょうか?僕は、患者や医療機関ではなく、費用負担者(保険者+税金)ではないかと考えています。先日、僕は京都の健康保険組合連合会にお招きいただき、社会保険の持続可能性について2時間の […] 続きを読む 2025年12月03日 〈JUN's let... 僕がいまでも忘れられない一人の女性は、90歳を超え、子供とも距離を置いて集合住宅で一人暮らしをしていました。古さの中にも生活の匂いに囲まれた快適な空間で、認知症はあったものの、訪問のたびに愛犬「太郎」の思い出を語り、診療 […] 続きを読む 2025年12月03日 〈JUN's let... 現在進行中の診療報酬改定に関する議論の中で、往診や看取りの実績が多い医療機関へのさらなる評価が検討されています。しかし僕は、個人的な意見として、この方向性の評価は「もうこれ以上しなくていいのではないか」と強く提言していま […] 続きを読む 2025年12月03日 〈JUN's let... 週末、私は悪寒、腹痛、激しい下痢に襲われました。ウイルス性腸炎だと確度高く見当をつけ、大手チェーンドラッグストアで「ビオフェルミン下痢止め」と、リクエストして購入した「ブスコパンA錠」(鎮痙剤)を服用し、症状を乗り切るこ […] 続きを読む 2025年11月19日 〈JUN's let... 救急医療の課題~患者を批判する前に制度の不備を見よ 先日、夜間救急診療を担当した際、若い女性が腹痛を主訴に救急車で来院しました。医師の立場からみれば、整腸剤を飲んで様子をみる程度で良いと感じる症状でしたが、本人にとっては […] 続きを読む 2025年11月19日 〈JUN's let... AI(人工知能)とロボティクス(ロボット工学)の進化は、「ホワイトカラー大量リストラの時代」を招くと指摘されています。作業的な業務は次々と自動化されていくため、いわゆる「指示待ち要員」は必要とされなくなるでしょう。 この […] 続きを読む 2025年11月19日 〈JUN's let... 地域完結から広域支援へ:テクノロジーが実現する新しい在宅ケアの形 人口減少が進む地域において、「医師がいない状況でどのように看取りを進めるべきか」という問いに対して、医師の役割は低頻度の巡回診療や訪問診療に留めつつ、オン […] 続きを読む 2025年11月04日 〈JUN's let... AI技術の進化は、ヘルスケア分野、特にケアマネジメントの領域において、標準的な業務の効率化に貢献する可能性があります。しかし、単にデータテーブルの上でサービス提供のシフト調整を行うだけであれば、それはAIに丸投げしても済 […] 続きを読む 2025年11月04日 〈JUN's let... かつて、僕(佐々木淳)が勤務していた消化器内科病棟には、胃がん、大腸がん、胆膵がんなどの化学療法や、炎症性腸疾患の「腸管安静」を目的とした長期入院患者が多くいました。しかし、医療技術の飛躍的な進化は、入院のあり方を劇的に […] 続きを読む 2025年10月14日 〈JUN's let... 日本庭園を眺めるとき、そこには造り手の意図だけでなく、風や光、季節の移ろいといった自然の力が加わり、常に新しい姿を見せます。同じ庭を見ても、人によって発見する美しさが異なり、それを共有することでさらに多様な価値が生まれる […] 続きを読む 2025年10月14日 〈JUN's let... 在宅医療の保険診療の1つの使命は「入院への依存をできるだけ減らす」こと。これは患者さんのQOL維持だけでなく、社会保障費の適正化という観点からも重要です。 海外の多くの国では、在宅医療は「在宅入院=急性期治 […] 続きを読む 2025年10月01日 〈JUN's let... 台湾で試行されている「Hospital at Home(HAH)/Acute Care at Home(急性期在宅医療)」を現地で体感してきました。結論から言えば、日本も大いに学ぶべき仕組みだと感じました。 […] 続きを読む 2025年09月30日 〈JUN's let... 外国人介護職は「日本語能力や文化の違いが問題」と語られることが多いですが、私はむしろそれが強みになり得ると考えています。現場で感じるいくつかのポイントをご紹介します。 1. 非言語的コミュニケーションの強み […] 続きを読む 2025年09月16日 〈JUN's let... 日本の「入院」は、実は海外では自宅や施設で対応されることが多いケースを含んでいます。一般急性期入院患者の3分の1は85歳以上。重老齢化が進むほど病院で必要な処置は限定的になり、「自宅や施設で看るのは大変だから病院にお願い […] 続きを読む 2025年09月16日 〈JUN's let... 在宅ケアに長く携わってきた方は、2012年前後を境に胃ろう造設が急減したことを覚えているでしょう。その背景の一つが、日本老年医学会による「立場表明2012」でした。当時としては非常に革新的で、医学会として初めて治療の不開 […] 続きを読む 2025年09月03日 ニュースレター一覧へ戻る となりのゆうとくん 在宅医療の究み JUN's letter 在宅医療ペディア
〈JUN's let... 医療における最大のステークホルダーは誰でしょうか?僕は、患者や医療機関ではなく、費用負担者(保険者+税金)ではないかと考えています。先日、僕は京都の健康保険組合連合会にお招きいただき、社会保険の持続可能性について2時間の […] 続きを読む 2025年12月03日
〈JUN's let... 僕がいまでも忘れられない一人の女性は、90歳を超え、子供とも距離を置いて集合住宅で一人暮らしをしていました。古さの中にも生活の匂いに囲まれた快適な空間で、認知症はあったものの、訪問のたびに愛犬「太郎」の思い出を語り、診療 […] 続きを読む 2025年12月03日
〈JUN's let... 現在進行中の診療報酬改定に関する議論の中で、往診や看取りの実績が多い医療機関へのさらなる評価が検討されています。しかし僕は、個人的な意見として、この方向性の評価は「もうこれ以上しなくていいのではないか」と強く提言していま […] 続きを読む 2025年12月03日
〈JUN's let... 週末、私は悪寒、腹痛、激しい下痢に襲われました。ウイルス性腸炎だと確度高く見当をつけ、大手チェーンドラッグストアで「ビオフェルミン下痢止め」と、リクエストして購入した「ブスコパンA錠」(鎮痙剤)を服用し、症状を乗り切るこ […] 続きを読む 2025年11月19日
〈JUN's let... 救急医療の課題~患者を批判する前に制度の不備を見よ 先日、夜間救急診療を担当した際、若い女性が腹痛を主訴に救急車で来院しました。医師の立場からみれば、整腸剤を飲んで様子をみる程度で良いと感じる症状でしたが、本人にとっては […] 続きを読む 2025年11月19日
〈JUN's let... AI(人工知能)とロボティクス(ロボット工学)の進化は、「ホワイトカラー大量リストラの時代」を招くと指摘されています。作業的な業務は次々と自動化されていくため、いわゆる「指示待ち要員」は必要とされなくなるでしょう。 この […] 続きを読む 2025年11月19日
〈JUN's let... 地域完結から広域支援へ:テクノロジーが実現する新しい在宅ケアの形 人口減少が進む地域において、「医師がいない状況でどのように看取りを進めるべきか」という問いに対して、医師の役割は低頻度の巡回診療や訪問診療に留めつつ、オン […] 続きを読む 2025年11月04日
〈JUN's let... AI技術の進化は、ヘルスケア分野、特にケアマネジメントの領域において、標準的な業務の効率化に貢献する可能性があります。しかし、単にデータテーブルの上でサービス提供のシフト調整を行うだけであれば、それはAIに丸投げしても済 […] 続きを読む 2025年11月04日
〈JUN's let... かつて、僕(佐々木淳)が勤務していた消化器内科病棟には、胃がん、大腸がん、胆膵がんなどの化学療法や、炎症性腸疾患の「腸管安静」を目的とした長期入院患者が多くいました。しかし、医療技術の飛躍的な進化は、入院のあり方を劇的に […] 続きを読む 2025年10月14日
〈JUN's let... 日本庭園を眺めるとき、そこには造り手の意図だけでなく、風や光、季節の移ろいといった自然の力が加わり、常に新しい姿を見せます。同じ庭を見ても、人によって発見する美しさが異なり、それを共有することでさらに多様な価値が生まれる […] 続きを読む 2025年10月14日
〈JUN's let... 在宅医療の保険診療の1つの使命は「入院への依存をできるだけ減らす」こと。これは患者さんのQOL維持だけでなく、社会保障費の適正化という観点からも重要です。 海外の多くの国では、在宅医療は「在宅入院=急性期治 […] 続きを読む 2025年10月01日
〈JUN's let... 台湾で試行されている「Hospital at Home(HAH)/Acute Care at Home(急性期在宅医療)」を現地で体感してきました。結論から言えば、日本も大いに学ぶべき仕組みだと感じました。 […] 続きを読む 2025年09月30日
〈JUN's let... 外国人介護職は「日本語能力や文化の違いが問題」と語られることが多いですが、私はむしろそれが強みになり得ると考えています。現場で感じるいくつかのポイントをご紹介します。 1. 非言語的コミュニケーションの強み […] 続きを読む 2025年09月16日
〈JUN's let... 日本の「入院」は、実は海外では自宅や施設で対応されることが多いケースを含んでいます。一般急性期入院患者の3分の1は85歳以上。重老齢化が進むほど病院で必要な処置は限定的になり、「自宅や施設で看るのは大変だから病院にお願い […] 続きを読む 2025年09月16日
〈JUN's let... 在宅ケアに長く携わってきた方は、2012年前後を境に胃ろう造設が急減したことを覚えているでしょう。その背景の一つが、日本老年医学会による「立場表明2012」でした。当時としては非常に革新的で、医学会として初めて治療の不開 […] 続きを読む 2025年09月03日