ニュースレター
「月額10万円でロボット介護」の衝撃!? 人間の専門職が生き残るための条件とは
■JUN’s letter
老後を支えるのは「ロボット」かもしれない
自分自身が要介護になったとき、誰がケアしてくれるのか。その答えは外国人でも元気な高齢者でもなく、「ロボット」かもしれません。 ロボティクスの進化は凄まじく、2040年までには介護現場でも導入できる汎用人型ロボットが開発されているでしょう。もし1体1,000万円で購入できれば、月々のリース料は10万円以下。これで24時間、食事も排泄も文句を言わずにケアしてくれるなら、老人ホームに入居するより安くて快適かもしれません。
「人の温かみ」はAIに代替されるか
「介護には人の温かみや対話が必要だ」という意見もあります。しかし、AIも進化しています。表情から感情を読み取り、SNSの履歴からその人の価値観を分析して最適なケアプランを提案する。米国では、人間の医師よりAIの方が共感力に優れていたという研究結果さえあります。もちろんヒューマノイドに体温はありませんが、それらしい対話が可能になったとき、専門職には「AIには代替できない高度な専門性」がより厳しく求められることになるでしょう。

医療・介護を変える「24時間の見守り」
ロボットは最強のバイタルセンサーにもなります。24時間ベッドサイドで見守り、急変の予兆を超早期に探知できれば、救急搬送や入院への依存度は劇的に下がります。6G、7Gの時代になれば、遠隔操作で医療行為を行うことも可能になるでしょう。
最大の壁は「技術」ではなく「制度」
技術的にはあと10年あれば十分実現可能です。しかし、日本には「事故が起きたら誰が責任を取るのか」というゼロリスクを求める壁があります。 自動運転が米国で普及する一方、日本では「前例がない」「100点でないとダメ」と足踏みしがちです。介護業界の人手不足が深刻化する中、国が一部責任を引き受ける(ワクチンの国家賠償制度のような)覚悟で、新技術の導入を後押しすべき局面に来ています。
「どっちもそれなり」は居場所を失う
ロボットやAIが普及する中で、専門職は新しい役割を見出す必要があります。ロボットが苦手な普遍的なスキルか、あるいはロボットと競いうる高度なスキルか。「どっちもそれなりにできます」という存在は、今後居場所がなくなっていくのかもしれません。