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〈となりのゆうとくん〉「働き方がレア」な悠翔会の精神科/中野 輝基(医療法人社団悠翔会 精神科部長)

――「働き方がレア」とのことですが、どのような働き方なのでしょうか?

悠翔会の精神科は、主治医と精神科医とが連携する、いわゆるリエゾン診療※です。首都圏を中心に、精神科領域で各クリニックの主治医が調整しきれない部分に対応するかたちで、2名の常勤精神科医が診療を行っています。精神科医が広域に対応するという働き方は、ほかではほとんど耳にしたことがなく、非常に珍しいと思います。主治医の先生と精神科の医師の技量+知識を合わせ、全てのエリアで、ある一定以上の質の精神科医療を提供することを目的としており、精神科医が常駐していない状態でも専門診療相当の診療ができることが特徴です。

※リエゾン診療:精神科領域の問題を抱える患者さんに対し、主治医と精神科医が連携してサポートを行うこと。“リエゾン”とはフランス語で「連携、橋渡し」等を意味します

 

 

――そのような働き方に向いている医師のタイプはありますか?

広域リエゾンは、診療スタイルがそれぞれ異なる主治医の先生方との協働となるため、柔軟性が求められます。なにより、コミュニケーション能力の高さとフットワークの軽さが必要とされる働き方でしょう。内外で関わる人の数は、法人内で最も多いと思っています。

 

 

――悠翔会精神科の“こだわり”を教えてください

私が入職した2016年に10だったクリニック数も、現在は25に増え、その所在地により地域性も実にさまざまです。必ずしも悠翔会でお引き受けすることが適当ではない患者さんも、やはりいらっしゃいます。ですから、その患者さんに最も適した療養環境で過ごしていただくためにも、悠翔会で何ができ、何ができないのかを、主治医の先生と一緒によく検討することにはこだわっています。

法人内のみなさま、精神科に関連するちょっとしたお悩みも、お気軽にご相談ください。チャットや電話でのご相談をお待ちしています。

 

 

 

中野 輝基(医療法人社団悠翔会 精神科部長)

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