活動報告
第7回日本在宅医療連合学会大会参加のご報告①
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2025年6月14・15日、出島メッセ長崎にて開催されました第7回日本在宅医療連合学会大会に、医療法人社団悠翔会のメンバーが参加いたしました。その様子を数回にわたりレポートいたします。
14日(土)には、シンポジウム「有床診療所の存在意義と未来への展望ー地域包括ケアシステムにおける役割と課題ー」にて、副理事長・診療部長の安池純士が座長を務めました。
地域包括ケアシステムの実現に不可欠な有床診療所は、現在減少の一途を辿っています。まず安池から、その背景にある複合的な要因や制度上の課題、「ケアの継ぎ目」に位置する有床診療所は社会的インフラであることを参加者と共有し、診療報酬制度の抜本的見直しや、人材確保・育成の支援強化等、必要と考えられる施策を提案しました。
続いて、押渕素子先生(押渕医院)、村上豪志先生(村上医院)、石坂俊輔先生(石坂脳神経外科)、野末よし子先生(坂の上在宅医療支援医院・坂の上ろうけん曳馬野)にご登壇いただき、その存在意義や役割の確認や、課題への対応策を検討しました。
シンポジウム「末期腎不全患者の緩和医療・ケア」では、河原崎宏雄先生(帝京大学医学部附属溝口病院)とともに、悠翔会ホームクリニック知多武豊・臨床研究センターの三浦久幸が座長を務めました。
日本透析医学会では、末期腎不全患者の緩和医療・ケアに関する提言作成委員会を立ち上げ、日本在宅医療連合学会と協働しています。登壇された、酒井譲先生(東邦大学)、竹口文博先生(東京医科大学)、宮崎正信先生(宮崎内科医院)、平原佐斗司先生(梶原診療所)と、腎代替療法(KRT)の一つである腹膜透析の可能性、保存的腎臓療法(CKM)の実践や法律的な問題等について活発な議論を交わすことができました。