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“人に向き合い続ける事務長”の流儀とは?/小松原貴弘(悠翔会在宅クリニック新橋/歯科診療部/在宅栄養部/専門診療部 事務長)
■となりのゆうとくん
——事務長としての業務内容を教えてください
まずは業績の管理・報告です。クリニックや各部署の収益・経費を毎月整理し、状況を可視化しています。
二つ目は、スタッフ一人ひとりの目標進捗の管理です。そのための定期的な面談も大切にしています。
三つ目は、勤怠管理、交通費申請、経費申請の管理など、事務作業のサポート。
四つ目が医師・コメディカルの採用、五つ目が施設や外注先との調整業務です。
そのほか、総務・労務を委託しているグループ会社micsとの連携窓口として、円滑な調整を担っています。業務は幅広いですが、「現場が本来の仕事に集中できる環境を整えること」が、事務長としての軸だと考えています。
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——仕事をするうえで、どのような点に気を遣っていますか?
まず意識しているのは、できるだけ前向きな言葉を使うことです。
課題があったとしても、どうすれば良くなるか、次につながるかを考えるようにしています。
次に、誰にも忖度せず、平等に接すること。立場や職種によって態度を変えないことは、最も大切にしている点です。
そして、挨拶と感謝を欠かさないこと。「おはようございます」「お疲れさまでした」「ありがとう」「ごめんなさい」を、できる限り一人ひとりに直接伝えるようにしています。
小さなことですが、信頼関係の土台は、そうした日常の積み重ねだと思っています。
——悠翔会在宅クリニック新橋以外に、歯科診療部、在宅栄養部、専門診療部も担当していますが、工夫している・苦労している点はありますか?
歯科については、以前に歯科クリニックで事務長をしていた経験があるため、比較的スムーズに対応できています。
一方で、それ以外の分野は全くの未経験でしたので、正直に言えば戸惑うことも多くありました。
だからこそ、「分かったふりをしない」「その都度確認する」ことを徹底しています。
分からないことは自分の課題として受け止め、必ず現場に聞く。メールやチャットだけで済ませず、直接声をかけて話をするようにしています。
また、訪問診療にも実際に同行し、現場を自分の目で見ることを大切にしています。
医師、歯科医師、栄養士、相談員との訪問に同行する中で、事務長もまた、スタッフにとっての“訪問診療医”のような存在でありたいと感じるようになりました。
困ったときに頼れて、状況を理解し、一緒に考える存在でありたいと思っています。
苦労した点としては、医科の診療報酬の算定ルールを一から学ぶ必要があったことです。
試用期間中に他業務と並行して学び、かつ現場へフィードバックするのは大変でしたが、その経験が今の土台になっています。
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——前職について教えてください。
学卒業後は、広告営業の仕事に12年間携わっていました。
その後、クライアントだった歯科医院から声をかけていただき、事務長として10年間勤務しました。
最初に勤めた広告会社は大規模な組織で、悠翔会にも通じる部分がありましたが、転職先は個人経営の歯科医院でした。
やりがいはありましたが、事務長が自分一人という環境で、判断も責任もすべて背負う日々が続きました。
もう一度、組織の中でマネジメントに挑戦したいと思い、悠翔会への入職を決めました。
——入職してみてどうでしたか?
とにかく楽しく、大好きな職場です。
仲間がいて、相談できて、支え合える――その実感が何よりうれしいですね。
前職では、院長とスタッフの間に立ち続ける中で、自分一人で抱え込む場面が多くありました。
今は、皆さんが話を聞いてくださり、一緒に考えてくださる環境があります。
そのおかげで、自分自身も前向きに成長できていると感じています。本当に感謝しています。
「すべての人に安心できる生活と納得できる人生を」。
悠翔会のこの理念は、私が事務長として目指したい姿そのものです。
スタッフ、患者さん、そのご家族、そして共に働く仲間――
そのすべてに誠実に向き合い続けることが、今の私の目標であり、生きがいです。
これからも、自分がスタッフだったら任せたいと思える事務長であり続けたいと考えています。
——休日の過ごし方を教えてください。
パワースポット巡りが好きで、国内旅行によく出かけています。
最近では宮崎県の高千穂峡に行き、滝を下から拝んできました。
同じく宮崎県日南市にある鵜戸神宮では、利き腕ではないほうで投げた石が穴に入ると幸運が訪れると言われているスポットがありまして…私、実際に入ったんです(笑)。
こうして悠翔会にご縁をいただけたのも、その流れかもしれませんね。

小松原貴弘(悠翔会在宅クリニック新橋/歯科診療部/在宅栄養部/専門診療部 事務長)